こんにちは。院長の高橋です。先日生澤先生と、東京医科歯科大学高齢者歯科学講座の先輩、高橋登先生の拡大鏡を使ったコンポジットレジンセミナーに参加してきました。高橋登先生は、私の恩師である、現在東京医科歯科大学の教授をされている水口俊介先生の一番弟子であり、私も水口先生、高橋登先生のもとで入れ歯、さし歯の勉強をさせて頂いていました。高橋登先生は、その頃から本当に器用で頭がよく、色んなことを教えて頂きました。私も駆け出しの頃は何度も医局に泊まり師匠たちに技工をしていました。高橋登先生は現在東京都内で開業されており、顕微鏡を使った審美歯科を行っており、休日はコンポジットレジンを使った審美歯科のセミナーで活躍されています。 コンポジットレジンという物は、大変進歩が目覚しく、また歯科医師の腕が非常に試される治療のひとつです。他のメタルボンド(PFM)、レジン前装冠、インレー、ポーセレンインレーなどは、技工士の技量が半分以上関わってきます。このダイレクトボンディングシステムによるコンポジットレジンは、歯科医師のみの治療ですので非常に難しく、センスが問われます。 セミナーを受けて目から鱗が3枚ぐらいとれました。材料、テクニックどれをとっても以前と全くといって良いほど変わっていました。実習では拡大鏡を使い、2日間休み時間もとらないぐらいみな真剣に取り組んでいました。高橋登先生はいつも熱い人で、医局でも色んなことを学ばせて頂きました。一番印象に残っている言葉は ”浩、保険だから、自費だからと言って真剣さを変えてはいけないよ。今駆け出しの君に必要なことは、常にすべてに全力を尽くすことなんだ。今手抜きを覚えたら、一生手を抜くことになるよ。” 胸が熱くなる言葉でした。そう言って高橋登先生は朝の4時に自宅に帰っていきました。技術、熱意、色んなことを教えてくれた登先生。本当にありがとうございました。駆け出しの頃の熱意をさらに呼び戻した2日間でした。 (高橋 浩)
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