こんにちは。歯科医師の堀です。
先日、4月に生まれた娘のちょっと遅いお宮参りと、お食い初めをしてきました。
お宮参りは誕生の報告と健やかな成長を願って行うものです。
お食い初めは百日祝いとも言われ、乳歯の生える頃とされる１００日目に「一生涯、食べることに困らないように」との願いを込めて食事をする真似をさせる儀式です。
なんだか歯医者としては捨て置けない儀式です(笑）
我が家は細かい事は気にしない家系のようで、西洋の風習にあやかって銀の匙まで用いて(笑）親族で御祝いをしてきました。
その中でも「歯固め」の儀式というものがあるのをご存知ですか？
昔は、歯が丈夫なことが長寿のもとと考えられていました。「齢（よわい）」という漢字を見ても分かるように、歯が丈夫で物をよく噛めることは年齢を重ねる（＝長生きする）ことと深く関わっていると考えられていたためです。このようなことから、歯固めの石には「石のように丈夫な歯が生えて、長生きできますように」という願いが込められています。
歯医者が８０２０運動なんて口をすっぱくして言わなくても、遠い昔から歯が大事とされてきたんですね。近頃はこういった儀式をしっかりやることも少ないかもしれませんが、古来の風習を大事にすることも大切だなと感じました。
次は初節句です(笑）
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