こんにちは。衛生士の横井です。
皆さんは誤嚥性肺炎という言葉を聞いたことはありますでしょうか？誤嚥性肺炎とは、お口の中の細菌が誤って気管に入り、肺にいって増殖し炎症を起こす病気です。
最近、災害による避難所生活のニュースをよく拝見しますが、せっかく命が助かってもその後肺炎で亡くなる方が多いそうです。なぜ肺炎が増えるのでしょうか。
要因としては、①口の中の細菌が増える、②抵抗力が低下する、③嚥下機能が低下する。また断水により歯磨きが出来ないため、お口の中の環境が悪化するなどが考えられるそうです。
誤嚥性肺炎は、ケアをきちんと行えば予防出来ると言われています。
避難所生活では、さまざまなストレスもあります。集団生活による睡眠不足や疲労の上に栄養不足が重なり抵抗力が弱まると肺炎のリスクも一気に高まります。現在では、口腔ケア支援チームが出動するなど、早期から対応出来るように体制がとられているそうです。
普段から口腔ケアを重視して、災害に強いお口を目指していきましょう。
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