口腔顎顔面痛

こんにちは! 歯科医師の堀です。

昨日、ある先生の勉強会に参加させて頂きました。

お題は 「痛み」

痛みとは? 難しい定義もありますが、わかり易い定義としてMc Caffreyの言葉が引用されるようです。

Pain is whatever the experiencing person says it is, existing whenever the experiencing person say it does

本人が痛みと感じてそれが存在すると言うならばそれが痛みである。ということ。

医学的にみると大きく分けて下記のように分類されるそうです。

① 侵害受容性疼痛

② 神経障害性疼痛

③ 心因性疼痛

この中で、①は例えば怪我に対する痛み。自身の危険を教えてくれるシグナルになる痛み。  ②は外的な刺激や要因ではなく 神経そのものに原因があって起こる痛み ③は①、②のような実質的な原因がないものとなります。わかりやすくしてみると。。。

①にはもちろん虫歯や歯周病による明らかな痛み

②には 歯が痛いのに問題ないと言われた 実は神経を障害する疾患や筋肉痛だった。。。

③には 舌が痛い。検査でもまったく問題なく、精神的なものだった。。。

といった感じです。

もちろん複雑に絡み合っていますので簡単に診断できるものではありません。

当院でも治療にあたり、本当に治療が必要なのか痛みの診断を行っています。根管治療は特に治らない痛みと遭遇しやすい分野でもあると思います。7月には顎顔面痛学会があり、興味があった分野のため勉強に行って参ります。

治らない痛みでお困りの場合は専門への紹介も行っておりますのでご相談ください。

 

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。