乾燥ひじきの手間

漁師町に嫁いだ福本です。皆さんがイメージするヒジキは、既に煮物になっている物だったり、スーパーで売っている乾燥したものだと思います。主人の実家でもその乾燥ひじきを作っていますが、作業工程が結構大変なんです。

海から切ってきたヒジキ(約1トン)を水で洗い、根元の石や汚れ、痛んでいる部位をカット。網の袋に小分けして軽く茹でた物を別の窯で3時間茹でて約2時間蒸らして、柔らかいヒジキの出来上がり。

そこから天気のいい日に、約2日かけて天日干し。ヒジキ同士がくっつかないように、ブルーシートに広げて、1時間おきに竹でほぐす。干す前の約1/10程、完全に水分が抜けたら干すのは終わり。そこから、細かい芽ヒジキと茎に分けて、ゴミや汚れの除去作業。(これが結構大変!!)

お盆に少量のヒジキを載せたら、ひたすらピンセットでごみ取り。目も肩も腰も疲れるので、1日5時間程度が限界、今年は2週間近くかかりました。それが終わってから袋詰めで完了です。GW中は主人が仕事だった為、毎日ヒジキと向き合っていました。

自分が知らないだけで、他のどんな食べ物を作るのにも時間と手間がかかるもの。勿体ないという言葉を大事にしたいなと思いました。

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