学会あれこれ2

先日、ついに日本歯内療法学会(歯の神経の学会)に入会しました、歯科医師の生澤です。
こちらの学会には6月に初めて参加させていただきました。そのときの実感は、学会によってカラーが色々だなということです。

私が以前より入会している日本歯科麻酔学会は2300人程度の規模な学会です。局所麻酔・全身麻酔・静脈内鎮静法・ペインクリニック・医療安全・痛みや麻酔に関する基礎研究などが主な守備範囲でしょうか。プログラムの進行上、どの先生方も同じような講演を聴きます。それに対して、大学院のときに発表したこともある日本生理学会は規模が全く違って、専門が細かく分かれているので、自分の専門分野以外のところは何を話しているのかチンプンカンプンということで、会場も巨大でびっくりした覚えがあります。

さて、今回入会させていただいた日本歯内療法学会(エンド学会)は今までとはまた違った面白さがありました。顕微鏡の展示や実践、他には発表形式がテーブルクリニックと呼ばれるもので、私は初だったのですが、ある先輩いわく、バナナの叩き売り。文化祭のブースのように分かれていて、その中で熱く自分の臨床を語られたり、新しい知見などを発表されたりしていて、会場は熱気むんむんでした。大御所のブースでは、満員電車状態で動けず、なんとか聞きたいところを耳をすまして拝聴した次第です。

この学会では新世代のニッケルチタンファイルのRECIPROCについての発表がいくつもあり、興味深かったです。これについてはまた別の機会に書かせていただきたいと思います。現在のところ、これひとつで簡単ではやく拡大形成ができるらしい。。ということです。そんなすばらしい機械があるのなら、もっと知りたい~というところで今回はしめさせていただきます。

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