皆さんこんにちは。院長の高橋 浩です。
先週の木曜から世界歯内療法学会が始まりました。32カ国の世界各国からの参加。とても興味深い内容がたくさんありました。
学会というとアクロバット的な治療、臨床でなかなか応用出来ない内容の治療等多いのですが、今回の学会はとても臨床に近い内容でした。日ごろ悩んでいること、疑問に思っていることがとてもクリアになり、自信を持って臨床に望めるようになります。
今回とても聞きたかった内容は歯の移植。皆さん移植と聞くと何か特別なことかと思いますが、それほどアクロバット的な治療でもないのです。成功すれば、元の自分の歯のように快適に使うことが出来ます。
インプラントの選択肢が多くなる中、この移植の方法は若干テクニックがいるために、インプラントに押されている感じがあります。この移植と言う方法、意図的再植術と、自家移植と言う方法があります。どちらも成功率がとても高く、韓国の先生の発表によると、80パーセント以上の確立で成功していました。根の治療も抜いた状態で行われ、成功率は98パーセント。
インプラントをする前、親知らずを抜く前、歯をぬくまえに皆さんもう一度考えて見てください。
今回の学会は、クリニックみんなで参加してきました。年に数回は知識のアップグレードが必須ですね。この学会はプレゼンテーションは全て英語。日本人の先生も英語でした。もちろん同時通訳がつくのですが。。。。私はほぼ同時通訳をきいていました。ここで驚いたことに隣に座っていた生澤先生。。。。。あれ同時通訳いらないの?生澤先生”このくらいの英語であれば大丈夫ですよ。” 凄い。バイリンガル。
歯科医師 高橋 浩